■社会|夜の飲食業界の温故知新 スナックはコミュニケーションが鍵を握る

ホリエモンも推奨するスナックの良さとは

スナックは、コミュケーションの場として生き残る

 夜の社交場で遊び慣れた人が、いまスナックに回帰しているそうだ。それが本当かどうかは知る由もないが、あのホリエモンもスナックの良さを熱く語っている。

 断っておくが、スナックといっても女性が好きなお菓子のことではない。概ね小さなスペースで女性がひとり、または数人で接客する夜の社交場のことである。

 スナックは、どんな寂れた地方にもかならず存在している、といわれる。そのぐらい昔から夜の社交場として大人に親しまれてきた。都会では、夜のおしゃれ化が進展し淘汰されそうだったが、しぶとく生き残った。

 昨今ではガールズバーなどが流行りだが、あまりに即物的過ぎて味気ないので、大人はスナックに戻りつつあるようだ。スナックの良さは、「なんといってもコミュニケーションにある」とホリエモンは言っている。

 なじみともなれば、自宅のリビングさながらに寛げるのがスナックの良さらしい。そして、色恋は抜きにしてママやホステスさんと会話を交わすというぬくもり感がスナックにはあるようだ。その点がキャバクラなどとは違っている。

 あくまで会話を中心としたぬくもり感を求めて大人はスナックにいく。客同士もなじみともなれば、そこでまた会話がはずむという具合である。

 夜の飲食業界は栄枯盛衰や淘汰が激しいが、そのなかでスナックという業態が生き残った鍵は、コミュケーションであるのは間違いない。

 大人に限らず、人間が求めてやまないのは、おしゃれでも、安さでもなく、色恋でもなく、最後には人間同士の会話とぬくもりにあるのではないか。スナックはいま、大人の癒しの場として脚光をあびようとしている。

 そんなことを強く思わずにはいられない。なぜなら、実は当方もひさしぶりにスナックの扉を開けたからだ。実体験として、前述したようなことを感じたのだ。なるほどねー、意外とスナックって楽しいねーと感慨深くなったのだ。

温故知新(おんこちしん)
昔の事を調べて,そこから新しい知識や見解を得ること。ふるきをたずねて新しきを知る。

ホリエモン スナックのすごさを語る

飲食事業者向けのカンファレンスイベント「FOODIT(フーディット) TOKYO 2017」が9月21日、東京・六本木で開催されました。堀江貴文氏ら飲食業界を牽引するリーダーが公演やトークセッションを繰り広げました。
堀江氏:飲食業は完全に二極化すると思います。飲食の究極の形ってなんだと思いますか? 僕がたどり着いた結論は「スナック」なんですよ。キングコングの西野君とか、SHOWROOM社長の前田さんとか、時代の最先端をよみながらアウトプットしている人間が共通してスナックにたどり着いています。

僕は地方に行ったときに必ずスナックに行っています。どんな地方の田舎に行ってもスナックはあるんですよ。映画『君の名は。』のワンシーンで「オシャレなカフェはないけれどスナックは2軒もある」みたいなやりとりが出てきたと思いますけど、どんな田舎でもスナックって成立しているんですよ。

飲食の究極の形ってコミュニケーションだと思うんですよ。スナックに色恋を求めていく人はいないじゃないですか。恋愛感情があってママが好きというのじゃなくて、人間として好きなんですよね。あるいは雰囲気が好きとか、常連がいるとか、仲間がいるとか。人に癒される場がスナックなんですよ。

人にはやはり癒しが必要か


 
 当方は、80年代はカフェバー、90年代はお洒落系レストラン、そしてたまにキャバクラなどに通っていた。スナックには、ほとんど行ったことがない。いま思えば、トレンドを追いかけていたのだ。恥ずかしながらミーハーだった。

 もっと端的にいえば、自分を飾る、格好良さを求めていたのだ。なんと浅はかなといまでは思うが、当時は気がつかなかった。

 若い頃は、満たしたいものがたくさんあって、それを手に入れたいという欲望も加担していた。ところが、年を食って色恋もめんどーになってくると、会話を交わすというささやかなコミュニケーションが、案外楽しいことに気がついた。

 ネット全盛時代のいま、人間同士が向き合うことでしか得られない癒しが必要なのかもしれない。たとえAIと会話しても、どこか虚しいに違いないだろう。

 そんなことを考えると、スナックという業態が持っているコミュケーションという機能は、近い未来のAI時代には企業が見習う鍵となるかもしれない。利便性やコスト性の優位だけでは、きっと顧客にそっぽを向けられる。

 そんなとき参考になるのが、スナックの良さかもしれない。「人間に癒しを与えるのは、究極には人と人が交わすコミュニケーションである」、とホリエモンも言っている。当方もそれには納得する次第である。

 ちなみに、普段ホリエモンの言うことには、あまり賛同したことはない。有り余るお金によって、多くの経験(夜の社交界含めて)をしているに違いないが。その上で、スナックの良さを語っているので真実味が感じられる。

 そんな訳で「またぜひスナックに行ってみたい」、と思う今日この頃である。

スナックバー(英: snack bar)は、カウンター付きの飲食店。
日本ではスナックと略され、アルコール飲料を提供するものを指すが、日本以外ではアルコール類を提供しないものも含む。アルコール以外に軽食(スナック)を提供するバーというのが名前の由来。(参考:ウィキペディア)

写真引用:https://snack.contentz.jp/

東京スナック飲みある記 ママさんボトル入ります!
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