■社会|豊洲問題の闇は深く 都庁の嘘の上塗りはどこまで続くか

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都庁の隠蔽体質、ここに極まれり

 豊洲新市場の諸問題によって、都庁の隠蔽体質が明らかになってきた。

 建物敷地に盛り土がされず謎の地下空間が造られていた問題に端を発し、その経緯を調査した内部報告書で、性懲りも無くまた嘘を付いていたことがバレている。

 これで都庁という組織が、どこまでも信用できないことが露呈した。

 豊洲新市場問題の背景は、どこまでも闇が深いようだ。それは、汚染土壌とおなじく、掘れば掘るほどにやばい内情が溢れ出てくる。

 暴露された地下空間は、いわばパンドラの匣を開けたに相違ない。

豊洲問題を機に都庁は浄化できるか否か

 前都知事の不正疑惑による退陣に伴って、新東京都知事になった小池都知事は、さっそく疑惑の渦中にあった豊洲新市場の11月オープンを中止にした。

 土壌汚染のモニタリングの最終結果を待つという理由であったが、これはギリギリのタイミングであった。もし、予定通り移転していればすべては闇に包まれたか、またはもっと最悪の結果が待っていたと思われる。

 豊洲への移転を中止にしたことで、「建物部分で盛り土がされていなかったこと」、「予定にない謎の地下空間が造られていたこと」、「そして地下空間に水が溜まっていること」などが明らかになってきた。

 しかし、計画にない盛り土なしで地下空間を作った責任は、誰にあるのか、それさえ都庁では明らかにしようとしていない。都庁の内部調査では、誰も知らぬ存ぜずとばかりに責任者不明とした報告書を提出している。

 さらに、都議会で追及された都庁関係者は、地下空間は設計会社から提案されたとしたが、逆に設計会社から都庁の指示であると暴露された。一度付いた嘘は、いくら上塗りしようともいずれバレるのがオチである。

 そもそも、なぜ汚染された曰くつきの土地に新市場を作ることになったか。その起因となる背景が徐々に明かされつつある。豊洲問題の本質はそこにあるのは言うまでもない。地下空間のたまり水が汚染されてるとかないとか、盛り土があるとかないとか、それは問題の枝葉でしかない。

 そべての根源は、豊洲に新市場を開設すると決めたことにある。

豊洲の地下空間、「技術会議提言」はウソだった 都はHPで「偽装工作」も
豊洲新市場の問題で、盛り土をせず地下空間を作ったのは技術会議からの提言だったと東京都が説明していたのはウソだったことが分かった。今後は、なぜ都側が勝手に暴走したのか、が焦点になりそうだ。

地下空間は「だれがいつ」決めたのかはあいまいなままだが、ここに来て都議会の論戦で、都側は、ある「ネタ元」を挙げるようになった。

豊洲問題を本質から逸らそうとする動き…

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引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/80/be66cfc4de067d5c33761a9df47b14f7.jpg

 問題が次々と露呈する豊洲新市場であるが、なぜかあの手この手で問題を軽くしようとする動きがあちらこちらで見てとれる。

 そこでは、豊洲にはなんの問題もないと決めつけている。それはある意味で言えば、豊洲新市場の関係者の利権と合致するのは言うまでもない。都庁および建築土木の関係者たち、そして誘致に動いた最高幹部たちである。

<移転中止以降の動き/擁護派の意見・動向>
・小池都知事、豊洲新市場の11月移転を中止にする。

 都知事の勇み足だとして、業者への補償などが問題視される。さらに、東京五輪を控え、築地市場を通る道路建設に支障が出るといわれる。

・建物部分に盛り土がされてないのが発覚する、同時に地下に広大な空間があることが明らかとなる。それは計画にはないものであった、その経緯が問題となった。

 地下空間は、メンテに必要でありなんら問題はない。盛り土してなくても厚いコンクリで覆われているので、これも問題ないと一部の有識者が指摘する。(橋本元大阪市長、コラムニストなど)

・地下空間でたまり水が発覚する。ベンゼンやシアンなどが検出される。一応、人間に影響の出るレベル以下とされた。

 飲料水と同レベルとされたことから、これまたなんの問題ないと一部有識者がこれみよがしに意見を述べる。なかには、「豊洲にはなんの問題もない」とまで豪語する有識者もいた。(橋本元大阪市長など)

・盛り土のない地下空間は、都の承認を経て造られていた。当時の都知事であった石原氏に疑惑の目が向けられた。石原氏は、「役人に騙された」と発言した。さらに、豊洲の案件は副知事に丸投げしていたと言っている。

 ところが、当時の市場長は揃って知らないとしている。そして、その後行われた内部調査では、誰が責任者であったのかが不明のまま報告書は提出されている。

・これらの問題を精査する外部有識者会議が招集された。

 有識者の一部から、盛り土なし、地下空間は結果的に英断であったとする意見が述べられている。要するに結果よければ、全て良しとする意見である。問題のすり替えとしか思えない発言であり、根拠が理解不能なのは言うまでもない。

・石原元都知事、都の調査への協力を撤回する。

・建物棟をつなぐ地下通路の土壌から、基準を大幅に上回る汚染物質があることが判る。地下通路も盛り土がされていなかったことが露呈する。

 地下通路は、盛り土の敷地範囲ではないと都庁側は主張している。しかし、この通路を使って、生鮮品を運ぶのは間違いないのは言うまでもない。

・都議会の経済・港湾委員会で豊洲新市場の“消えた盛り土”問題の集中審議がされた。

 しかし、役人は質問に対して「資料がない」とか、「記憶にない」とか、質問に答える気がまったくなかったといわれる。それでも追及すると、いやいやながら答えた内容には、実は資料があったことが露呈している。

 どうやら都庁という組織では、どこまでもこの問題を隠蔽しようと考えているようだ。とにかく、追及されなければ闇に葬ろうという魂胆が透けて見える。

 それにしても、橋本元大阪市長をはじめ、なんとか豊洲の問題を本質から逸らそうとする動きが気になってしまう。そこには何か深い闇が隠されていそうだ。あくまで、個人の想像であるが、しかし、当たらずとも遠からずかもしれない。

 豊洲問題は、捏造でありデマやガセだとする情報がネットで散見されている。そこでは、「盛り土はない方がいい」とか、「水たまりはただの水」だとか、「地下空洞は車両を入れる空間」だったとか、言いたい放題である。

 さらには、小池都知事のバックはセガサミー(パチンコ企業)であり、豊洲にアミューズメント(カジノ)を作ろうとしていると言っている。小池都知事が必ずしも正義とは思わないが、少なくとも闇を開けようとしてるのは間違いない。

 闇を開けられるとこまる勢力は、あの手この手で闇を閉ざそうとしている。そのように感じて仕方がない。

「盛り土がない方がいい」のであれば何故隠蔽していたのか、「水たまりがただの水」であればぜひ飲んでみてほしい、「地下空間は車両を入れる空間」とするが、配管などがありユンボを動かせるのか、等々の疑問を感じざるをえないが。

 もしかしたら、都知事でも、メディアでもこの問題を明らかにするのは難しいかもしれない。とすれば、あとは検察の出番となるしかないか。

 なぜなら、土木建設の不適切な入札、予定価格の3倍以上に膨れた建設費、都議会ボスと関連の深い企業の業務受託、東京ガスからの土地購入の経緯など、豊洲に関しては怪しいことがてんこもりに過ぎるからだ。

 とにかく、都民は言うに及ばず、一般国民もこの事案の経過には注視する必要があるだろうと思うがいかに。

冒頭写真引用:http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/feature/

追記:
 東京都庁の信頼が失われたのは間違いない。このような役人たちに東京五輪などを任せて大丈夫なのか、一部の幹部たちが旨味を吸うために利用されるのがオチではないか、と思わずにはいられないが。

WAVE 1/2000 東京都庁舎 プラモデル
WAVE 1/2000 東京都庁舎 プラモデル

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