■社会|知識人というリベラル 舛添都知事の退陣に異議を唱える

スポンサーリンク

640px-TokyoMetropolitanGovernmentOffice

その意見は尊重すべきか否か

 舛添都知事の不正疑惑、そして退陣に際して、有識者とか、知識人といわれる著名人のあいだから、今回の出来事は「いじめ」に該当するのではないか、という意見が少なからず寄せられている。

 たしかに、マスコミに留まらず、一般人の多くもネットなどを通じて舛添都知事の疑惑を追及、または攻撃して止まなかった。舛添氏を擁護する人は無いに等しく、まさに四面楚歌となっていた。

 それを端から見た場合、たしかに「いじめ」の構図と似ていたかもしれない。しかし、今回の場合は、それを推進した方に正統な理由が多分にあったと思われるがいかに。それを「いじめ」に単純化して非難するのはいかがなもんか。

 もちろん、舛添氏を都知事に選んだ都民にも非があるのは否めないが。

 もし、舛添氏の不正疑惑を見過ごした場合には、政治システムへの不正を容認したことになるはずである。そのとき、政治家は何を思うか。当然、おなじことをしてもダイジョーブとばかりに、それが蔓延していくに違いない。

 擁護するのも、非難するのも日本では自由であるが、仮にも有識者・知識人であるなら、本質を捉えた具体的な内容をもって提言してほしい。なぜなら、著名人ともなれば多少なりとも影響力があるからに他ならない。

 有識者・知識人、進歩的文化人、そしてリベラルと呼ばれる人達は、何を望んでいるのか。誰にでも分かるように教えて頂きたいと切に願います。

 だったら、どーしたらいいのかを…。

莫大な費用がかかる選挙は、バカバカしいという意見が…

 ある文化人は、たかだか1000万円ぐらいの不正で、数十億円かけて選挙するなんてバカバカしいにもほどがある、と述べている。たしかに、それは一理ある。しかし、それは、舛添氏を続投させて不正を容認すると言っているに等しい。

 たしかに数十億円かけて選挙するなんて、無駄だと思えるが、一方ある意味では仕方がないと思われる。バカなのは都民だったのは言うまでもない。とんでもなく高い授業料を払ったと観念するしかないだろう。

 不正疑惑の都知事を退陣させて、数十億円かけて選挙する意義はどこにあるか。

 1000万円ぐらい、まーいいか、とばかりに続投させてしまえば、それが前例となってしまうのは間違いない。そして、次々と前例踏襲の政治家が現れてくるはずだ。そして、政治家のモラルは底なしとなっていく。

 いまでも、政治家のモラルは底なしという意見もあるが…。

 ともかく、そのようなことを抑止するために、舛添都知事を退陣させることに意義があったはずである。違うだろうか。日本の政治家は、やってはいけないことを度々繰り返している。そして、それが政治家の態度として定着化している。

 いたちごっこといえば、それまでであるが。不正を意図的に見過ごして、何もいいことはない。将来に遺恨を残さないためにも粛々と摘発していけばいいだろう。それができるうちは、日本はまだ大丈夫と思われる。

 なんせ、お隣の国では一般市民が不正を告発することも出来ないからだ。それを行えば、逮捕、監禁、牢獄行きとなるかもしれない。

 また、都知事という職に対し「安い給料で大勢から叩かれるなんて割に合わない」という意見もある。給料はそれほど安くはないと思われるがいかに。

 事業家の堀江貴文氏だったと思うが、上記したような意見を述べていたはずだ。しかし、お金を目的に都知事や政治家になるべきではないだろう。

 とはいえ、政治家やその関係者には、常にお金にまつわる話が付きまとっている。それは必然といっても過言ではない。いやはや。

 ともかく、これから数十億円かけて都知事選挙が行われる。無駄となるか、吉となるか、それは都民の意識にかかっているのは間違いない。

『スッキリ!!』で宇野常寛が舛添報道を「イジメエンタテインメント」と正論の批判で、加藤浩次が凍りついた
 ゼロ年代以降のカルチャー批評で高い評価を得ている評論家の宇野常寛。宇野は6月16日放送の『スッキリ!!』(日本テレビ)のなかで、舛添氏辞任の報を受けてこう語ったのだ。

「バカバカしいにもほどがありますよね。だって、どんなに多く見積もっても1000万も不正使用してないですよ、これ。それで46億円かけてこの後選挙するんですよ」

「都議会とか麻痺させといて、アホかって話ですよね。明らかに、背景にはもっと都議会が首長に言うことを聞かせたいっていうね、ある種の権力争いがあったことは自明ですよ」

「そのためにこれだけの都政の混乱を招いて税金も無駄遣いし、しかもマスコミもそれに乗っかってガンガン報道し、それを大衆も喜んで聞いていたわけですよね」

「ようは、都議会の連中の党利党略、そして、僕ら大衆の、あと、マスコミのイジメエンターテインメント、これでスッキリするために46億円が無駄に使われていて、そして、都政もある程度麻痺するわけですよ。こんなことやってたら滅びますよこの国は」

 宇野氏が言うように、一般大衆は喜んでいたとは思われない。少なくとも東京都民は、「やっぱりやっちまったな」「なんて奴を選んでしまったんだ」と思って地団駄を踏んでいたはずである。

 と同時に、舛添氏の言い訳メイビーが、都民をはじめ国民の政治家に対する疑問を膨らませてしまった。そして政治家全般への疑惑が生じる気配が見えてきた。

 その結果、舛添氏だけの問題ではなくなってしまった。それが、舛添都知事が退陣せざるを得なくなった要因であると考えられる。

 宇野氏は、舛添氏退陣によって46億円が無駄に使われるとしているが、舛添氏をそのまま続投させればよかったのか。1000万円ぐらいの不正は許して、続投させた後はどーなるのか、それを考えたとは到底思えないがいかに。

追記:
 なお、宇野氏の言うことに一理あるのは言うまでもありません。

 46億円という多額の税金が無駄にならないように、東京都民の皆様には、今度こそ清廉で偏っていない都知事を選ぶように切に願います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする